今月のお勧め UKロックバンド プライマルスクリーム、英国の日刊紙 ザ ガーディアン 肩掛けバッグ
桜が散るのを眺め、形あるものはいつか消えゆくんだなあ…なんて気分が五月病のエントランス。
DANKEMAN史上たぶん最高のバッグ入りました!
バッグといっても多様なバリエーションがありますが、今回は肩掛けタイプです。
音楽好き、そして外国の新聞好きな貴方へ贈る、DANKEMANからの渾身の一撃はこちらです。
数ある有名UKロックバンドの中でも、その音楽的姿勢で様々な層を満足させ続けている、プライマルスクリーム Primal Scream 1994年発表のヒットシングル、ロックス Rocks の歌詞の一部が大きくプリントされております。
get one's rocks off というイディオムをご存じの方は、それほど多くないのではないでしょうか。その意味については、まあ置いておきましょう。お子様も多数ご覧下さっております故… まあこの部分だけでなく、全体的にお子様には不向きなテクストが続く曲ですので、あまり関係はないかもしれませんね。
そんなプライマルスクリームに加え、中道左派のイギリスの日刊紙である、ザ ガーディアン The Guardian 紙 のロゴも見られます。
裏面は、ザ ガーディアン のロゴのみです。
イギリスの二大政党といえば、保守党と労働党。ザ ガーディアンは主に労働党側の論調で、朝日までいかないけど毎日新聞くらいのイメージでいいんでしょうか?どうなんでしょう?
まあ右や左やっていう話も、けっこう面倒なことになってしまうことが多い話題ですのであまり深入りせずに行きましょう。まあ要は割と保守エリートではなく庶民側ということで、まあ間違ってはいないのではないでしょうか。
そんなガーディアン紙と、おそらくプライマルスクリームのコラボが過去にあり、その時作られたものなのではないかと思われます。
検索すれば大体の情報は捕まえられる昨今、上記プライマルスクリームとガーディアン紙のコラボ情報は全く入手することができませんでした、申し訳ありません。しかしこのバッグの存在は、両者に明確なつながりがあることの明確な証左でありましょう。
The Guardian のロゴですが、全て小文字で the の後にスペースがないタイプのものは、2005年から2018年まで使用されていたもので、その期間内に製造されたものであることが濃厚。
素材は内タグなく不明ですが、キャンバス地の丈夫な帆布です。発色もよい感じです。
うーむ…我ながらいいものをピックしたなあ、と悦に入ること2日。UKの薫り満載の一品をぜひこの機会にどうぞ!
※ 今更ではありますが、ショップの商品は運営者の思想的偏向とは無関係です。ボリス・ジョンソンTシャツ、のようなものも探しておりますが単に見つかっていないだけですので、今後にご期待いただけますと幸いです。
オンライン古着屋DANKEMAN 伊藤
2022年 6月29日~7月18日 夏休みにつき発送停止させていただきます
皆様の素晴らしい夏をお祈り申し上げます。
オンライン古着屋DANKEMAN
明けましておめでとうございます! オンライン古着屋DANKEMANです。
明けましておめでとうございます。オンライン古着屋DANKEMANです。
2021秋 オンライン古着屋DANKEMAN IKEAものフェス開催! 未使用ヴィンテージシャツなど
多大なる犠牲を伴い、人類が一丸となりコロナウイルスという未知の存在との戦いに明け暮れたこの2年あまり。
IKEAのヴィンテージ作業着を発見、入荷完了!!
ロゴ刺繍入りシャツ(半袖、長袖)と帽子です
1987年時点で、IKEAの赤シャツにブルー/イエローのIKEAロゴが併存確認!
DANKEMANではほぼ即売れの、ご好評のIKEAもの、売り切れ御免!
オンライン古着屋DANKEMAN 伊藤
世界古着珍景 BASE随一の思想系ショップ古着屋DANKEMAN 2021年春の思想系古着特集
褐色の恋人、のバズワードでお馴染み、スジャータさんの一社提供でお送りしております、世界古着珍景の時間がやってまいりました。新たな生命の脈動そして、また一つ季節が廻ったことを実感せざるを得ない季節、春が has come です。皆様いかがお過ごしでしょうか。
1. マルクスのパロディTシャツ
まさに歴史のゲームチェンジャー、未だにその影響で起こったこと、できた国、等々を考えるとめまいがしてしまう程の、思想家でありひげもじゃカール・マルクスのパロディTシャツであります。
プリント部分はイギリス発祥の小売業である、Marks & Spencer の企業ロゴのパロディとなっており、左はマルクス、右はイタリアの俳優、バッド・スペンサー氏。
スペンサーの方はかなり映画や俳優について詳しくないと判別に苦しむでしょうし、マルクスの方もどうでしょう、20~30%くらいでしょうか、日本人口の判別可能割合は。
とはいえ、ゴミのようなものも多い中、パロディとしてはなかなかきれいなテレマークで着地できていると思います。元ネタ及びこの両者が何者か分からなくても全然問題なく着用いただけます。むしろ、そっちの方が日々は平穏なのかも。
とはいえ一部の人はピンとくること請け合いのこのTシャツ、電車やバスで、街で、一部の人から投げかけられるであろう視線を受け止める器をお持ちの方に。
2.ソビエト連邦のシンボル 鎌と槌 プリントスウェット
鎌と槌、これは農民と労働者のシンボルとして、旧共産圏の各地でいまでもちょくちょく見られるものです。農民も労働者に含まれるのでしょうか。
強迫観念のように南下を繰り返してきたロシアの人々。耕作可能な農地そして農民は温暖な地域よりも大きな価値をおかれていたんだなァ。とどこかで聞いたような話を付け加えておきました。
これに限ったことではなく、もはや共産主義にまつわるものも消費され一周した感もあるのですが、インパクトはまだまだ健在、そんなハンマーアンドシックルです。
3.イギリス労働党 選挙キャンペーン用Tシャツ
イギリスの二大政党、保守党と労働党。細かく言うと色々あるのでしょうけども、労働者、低所得者層を支持基盤とする、相対的に左派、と言ってよいでしょうイギリス労働党。
現在は野党として頑張っているようですが、まあ二大政党制の場合行ったり来たり揺らめいてますんで、反撃の機会をうかがっているのでしょう。
選挙の際はやはりTシャツなんぞを作りキャンペーンに乗り出すようで、今回のTシャツも VOTE LABOUR とあるのでそれ用と見られます。
FOR THE MANY NOT THE FEW というのはどうやら2015年の選挙時に初めて使われたスローガンのようです。
この平易且つストレートなフレーズ。中学2年生程度(非中高一貫校)の英語力でもラピュタの古代語を解読するムスカ大佐のごとく、「読める、読めるぞ!」という雄たけびをあげてしまいそうになります。
ここまで書いておいて今更ではありますが、そして販売中である商品に対して野暮なことですが、一体どういったシチュエーションでこのTシャツ、着るのがベストなのでしょう?
やはり政治色の弱い会合やさらっと普段着でということになりましょうか。あえてデート等に着ていくのもそれはそれでアリですね。まあいちいち突っ込まれないと思いますが。
オンライン古着屋DANKEMANでは皆様からのご要望、ご渇望、ごクレーム、ご罵詈雑言などを募っております。
「このような古着が欲しいから探せ!」 若しくは 「死ね!」 など、なんでもよいのでいただけますと今後の参考そして励みとなります。
BASEやはてなブログのメッセージ、フェイスブックトゥウィッター、インスタグラムといずれかからメッセージをいただけますと幸甚に存じます。
それでは、季節の変わり目皆様健康にはくれぐれもご留意を!
オンライン古着屋DANKEMAN 伊藤
2021冬 北欧&東欧未使用タグ付き作業着祭! ノルウェー、フィンランド、ポーランドの3か国から
2021年、いやはや、もう作業着しか着る気がしないですな!
そのままの 君でいて
古着を扱い始めて分かったことですが、作業着メーカーというのはだいたい各国に強い業者がいくつかありまして、中国産で安けりゃーいいやぁー! それ発注ぅぅぅ、とりゃ~っ! てな具合で作っているわけでもない、ということです。
もちろん中国産のものも少なくはないのですが、それでも発注元のヨーロッパの会社のタグがしっかりしていたりと、危険かつ責任重大な現場作業にも使われることもあるため、実用本位で決して安い作りにはなっておりません。そのあたりは若干、発注元の作業種類にも依るところですが。
いまや「何の変哲もない」という枕詞を何の迷いもなく着けることができるジーパンも、元をたどれば鉱夫の方々が愛用したもので、普及した理由の大きな一つに「耐久性」という要素は間違いなく入っているでしょう。
私は原理主義者というわけではありませんので、ジーパンは耐久性に優れていなければならない、という御託を申すつもりは毛頭ありません。しかしその「ファッションアイテムとしてのファッション性」とでもいいましょうか、そこに取り込まれてしまうともう耐久性、実用性という機能は置き去りにされてしまうのが、何だか切ない。
ここ数年、「スタイリッシュ作業着」的なものが新庄選手をモデルとして展開されているのを見かけたりしますが、その方向性、つまりファッションアイテムとしてもイケる感、なんて全く要らないのではないでしょうか、むしろ逆効果。
そのままの佇まい、ただただ作業着以上でも以下でもない、凛としたシルエットに人は惹かれるのであります。
そんな思いを胸にコロナの嵐吹き荒れるこの冬、氷点下の気温にもめげず、また時には私の入店時に出来上がる、あの走れメロスの悪い王が如き不機嫌なポーリッシュババァたちの眉間の皴にも心折れず、選び抜いた作業着たちをご紹介!(中にはたまに感じのいい笑顔で迎えてくれるババァもいます、念のため) 全て未使用タグ付きで、心ほっこり華丸大吉、いやむしろプーアンドムー。
では見ていきましょう。
Case 1.ノルウェーの製紙業者 Norske Skog バックプリントあり オレンジ色
一件目は産油国であるノルウェーから。知りませんでしたが、この Norske Skog という製紙会社は超巨大企業でした。
製紙業界で連想することと言えば、王子製紙の坊ちゃんがカジノで何億も使い込んだことのみで打ち止めの私です。金券としての価値を持つ以前に、紙幣っていうのは紙であって破いたりできるんだよなあ、という普段忘れがちなことを思い出させてくれる話ではありますが。
当然ですが用途に応じて作業着にも色々と種類があるわけですが、この70年代を思わせるかのようなショッキングオレンジは、着ているつもりでも飲み込まれてしまいそうな煌めき。ここまでの良発色である必要がある現場なのでしょうか、製紙工場というのは。
(バックプリント)
企業ロゴってのも結構面白く見るのですが、この矢印のようなものは、紙の原材料である木を表している、のではないでしょうか。右側の下向きのものはよく分かりません。ロゴデザイナーみたいな方が、バランスを取るために添えたのか。
素材はナイロンとコットンが50%ずつで、このテロテロ感の創出にはナイロンが一役買っております。耐久性充分、そして雨にも強そう。
前面はこんな感じ。ノルウェー語なのか、筆記体なのでよく分かりませんが最初の一行は企業名の Norske Skog でよいと思われますが、あとはほんとに不明です。こんな時のために中学校からノルウェー語、もっとちゃんとやっとけばよかったなぁ!
~啓蒙的古着~ マリーナベイサンズ シンガポールの五つ星ホテル ロゴ入りTシャツ 日本サイズ概ねM
シンガポールに聳え立つ天空城、且つ五つ星ホテル マリーナベイサンズ!
Tシャツ!!
詳細はBASE商品ページにてご確認ください。
~企業物古着から世界を知る~ ゴールドマンサックスロゴ入りTシャツ2枚から考察する、今後の金融業界
ウォール街関係古着という新ジャンルをここに提唱します、DANKEMANです。
まあ、要は企業物古着のサブジャンルというだけなのですが。こちとらBASE随一のニッチショップを目指しております故。
今回の案件はゴールドマンサックス、金融関係でないと実際のところ何しているのかよく分からない集団であります。私も分かりません。貸付? 銀行? ユダヤ? もみあげ? メイソン? など、連想は錯綜。 ただ一つわかることは、
彼らはうなるほどの金を持っている
ということ。偏見ですが、慶応卒がすごく多そうな感じです。デブも少なそう。
そんな慶応卒(経済学部、付属上がり、実家は世田谷区か文京区 ← 私はこの三つのうち一つもかすりませんでした)がこぞって就職試験を受けそうなゴールドマンサックスの古着が手に入るのはDANKEMANだけ! ということで、ひとつ見ていきましょう。
まずはこちらグレー。
ゴールドマンサックスは1869年創立、日本では武士たちが肩身の狭い思いをし始めていたあたりでしょうか。
昨年2019年、創立150年を迎えたそうです。
https://www.goldmansachs.com/our-firm/history/goldman-sachs-at-150/
と、しますとこの胸のロゴから、Tシャツは昨年作られ使用された可能性が非常に濃厚です。
そしてもう一件気になるのは右袖のロゴであります。J.P.Morgan Corporate Challenge とのプリント。
J.P.Morgan ってのもまあよく分かりませんが資本主義の申し子的に金を転がしている集団なんだろうなあ、なんて適当に鼻くそほじりながら思っているんですが、まあゴールドマンサックスかJ.P.Morganに勤めている人は古着なんて買わないでしょうし、こんなブログ記事にはまずたどり着くわけがないので何を書いても安心二重丸。露見する知識量の低さを偏見で埋めます。
この2社の関係ってのはブックオフで100円で投げ売りされている新書 「国際投資銀行 ~資本の黒幕~」(注 想像上の書物です)を一読していただくとして、まあ近しい関係なのでありましょう。Corporate Challenge ということで、おそらく150年記念のゴールド起点で2社にまたがる合同イベントでも行われたのではないでしょうか。
そして、走る男女のシルエット。マラソン関係アパレルでありがちな形。ゴールドマンサックス、J.P.Morganの2社合同で、人間が走る感じのイベントがあった。私の推理力もここまで鋭いと人を傷つけてしまいそうで空恐ろしいです。
物理的な走る、というのと会社としての前進、を引っ掛けているのか、単に意識高い系が集まるあまりそのような形になったのか不明ですが、まあ主にその二つとあと色々あってそうなったのでありましょう。
製造業者がロンドンとの表記なので、イギリス国内でのことの可能性もけっこうあります。本部米リカならメキシコやら中米の国でTシャツがつくられることが多いので。と、まあそういうのはどうでもいいんですが、このグレーTから得られる情報として、
ゴールドマンサックスとJ.P.Morganは走るのが好きな社風である可能性が濃厚
ということですね。
では二つ目のブルー。
こちらもゴールドマンサックスのロゴ入り。安心。
以下商品ページから一部抜粋。
プリントの部分のCTWとは何ぞや。CTW、COMMUNITY TEAMWORKS について、自社サイトに情報がありました。
https://www.goldmansachs.com/our-firm/history/moments/1997-community-teamworks.html
概要としましては、社員の方々に一日休みを与え、地域のNPOとチームワークによる協働作業を行う、というようなこと。地域社会の一員としての実感を持つことで、金融業界の巨人として地に足をつけている感を出そう的なものではないでしょうか。各地により内容は異なると思われ、まあ具体的にはよく分かりませんが、写真を見る限りおそらくはいつものスマートなホワイトカラー然とした職務とはだいぶ毛色の違う感じなのでしょう。
ということで、ゴールドマンサックスのあくまでも外側からの推察ですが、彼らは
走ることとNPO活動への無償奉仕(たぶん勤務日扱い)が好きな、もしくは社員はそれに従事させられている金融系企業
であることが分かりました。また一つ、知識が増えて脳のしわが数ミクロン深まった喜び。
そんな企業の一員になったつもりで、これを着てマラソンに励んだり炊き出しを手伝ったりというのも悪くないのではないでしょうか。
昨年、一昨年と比較的新しいものです。
詳しくは商品ページにてご確認くださいませ。