ヨーロッパ発 レアモノ古着屋 DANKEMAN - 欧州の企業モノ古着、作業着、スポーツ古着、等が中心のオンラインショップ

ヨーロッパで見つけたレアな古着、アレな古着のオンラインショップ、DANKEMANのブログ。メインは企業モノ、各国地域モノ、作業着。欧州を中心として、世界の企業モノ古着、世界の郵便モノ古着、世界の鉄道モノ古着等を取り扱っております。

世界古着珍景 BASE随一の思想系ショップ古着屋DANKEMAN 2021年春の思想系古着特集

DANKEMANは、巨人軍増田選手の二刀流を心から応援します
 

褐色の恋人、のバズワードでお馴染み、スジャータさんの一社提供でお送りしております、世界古着珍景の時間がやってまいりました。新たな生命の脈動そして、また一つ季節が廻ったことを実感せざるを得ない季節、春が has come です。皆様いかがお過ごしでしょうか。


コロナウイルスの猛威は未だ終息の気配なく、この影響を受けていないのは、不労所得がふんだんにある世帯に生まれ落ちた自宅警備員の方々くらいなものでありましょう。最近の明るいニュースと言えば、巨人軍増田選手の二刀流くらいなもの。
 
そんなほの暗い時勢の中、にわかに叫ばれている、もとい叫ばれ続けてきたトピックの一つにベーシックインカムがございます。コロナ禍において享受できる医療サービスの質の、富裕層と貧困層の間で見られる明らかなギャップ。人命は、そしてすべての生命は、今までも全く平等ではなく、そしてこれからもおそらく不平等であり続けるのでありましょう。
 
人権という概念は、人間であるというただ一つの条件の下考慮され適用されるものと理解しておりますが、いよいよその一つに 金 っていう要素を入れるかどうか、そんな議論が世界各地の自治体で持ち上がってくる段階に差し掛かったというのは時期尚早とも言い切れないという状況です。
 
しかしながら、次長課長の河本氏が数年前、税金問題で叩かれ失脚してしまった事例などを見ると、何の苦労もなく金をもらっているということに対し風当たりが何かと強い日本では、完全匿名性にでもしないと社会実験すら難しそうです。
 
 
 
2021年春、厳選思想系古着たち
 
厳密さを求めるのであれば、ベーシックインカムの理念と左翼的思想ってのは重なるところはあってもベクトルは異なっている、云々と細かい粗探しはいくらでもできるのでありましょうけども、共通項として、「貧困はよくないから根絶すべし(含 減らすべし)」ということでお茶を濁させていただければ幸いです。
 
そういったことをぼんやりと、この生きやすく死にやすい気温のなかで考えるきっかけとしての最適解、それが思想系古着であります。
 
そろそろ古着業っていうのも、カッコいい・かわいい/カッコいくない・かわいくない(着て見せて気持ちいい性) 人と被る/被らない(希少性)あたりの価値軸を乗り越える時に差し掛かっている、それもかなり前から差し掛かっているわけです。これからは、啓蒙的であるかどうか というところでの勝負になっていく予感、いえ最早もうゴングは打ち鳴らされておりました。
 

1. マルクスのパロディTシャツ

まさに歴史のゲームチェンジャー、未だにその影響で起こったこと、できた国、等々を考えるとめまいがしてしまう程の、思想家でありひげもじゃカール・マルクスのパロディTシャツであります。

 

f:id:dankeman:20210406063251j:plain

プリント部分はイギリス発祥の小売業である、Marks & Spencer の企業ロゴのパロディとなっており、左はマルクス、右はイタリアの俳優、バッド・スペンサー氏。

 

スペンサーの方はかなり映画や俳優について詳しくないと判別に苦しむでしょうし、マルクスの方もどうでしょう、20~30%くらいでしょうか、日本人口の判別可能割合は。

 

とはいえ、ゴミのようなものも多い中、パロディとしてはなかなかきれいなテレマークで着地できていると思います。元ネタ及びこの両者が何者か分からなくても全然問題なく着用いただけます。むしろ、そっちの方が日々は平穏なのかも。

 

とはいえ一部の人はピンとくること請け合いのこのTシャツ、電車やバスで、街で、一部の人から投げかけられるであろう視線を受け止める器をお持ちの方に。

 


 

 

2.ソビエト連邦のシンボル 鎌と槌 プリントスウェット

光GENJIのお歴々がローラースケートに乗って舞台上を闊歩し大金を稼ぎ初めた頃、かつてアメリカに喧嘩を売れる数少ない国の一つであったソビエト連邦は存続の危機に直面しておりました。
 
ペレストロイカを経てもなお終焉へと向かっている感は消えず、数十年にわたり蓄積されてきた澱はその巨体を足元からグラグラに。さしずめそれは、ヘルニア持ちなのにもかかわらず光GENJI(特にGENJIの方)に憧れローラースケートで恐る恐る進む少年のよう。
 

f:id:dankeman:20210406050704j:plain

鎌と槌、これは農民と労働者のシンボルとして、旧共産圏の各地でいまでもちょくちょく見られるものです。農民も労働者に含まれるのでしょうか。

 

強迫観念のように南下を繰り返してきたロシアの人々。耕作可能な農地そして農民は温暖な地域よりも大きな価値をおかれていたんだなァ。とどこかで聞いたような話を付け加えておきました。

 

これに限ったことではなく、もはや共産主義にまつわるものも消費され一周した感もあるのですが、インパクトはまだまだ健在、そんなハンマーアンドシックルです。

 


 

 

3.イギリス労働党 選挙キャンペーン用Tシャツ

 

イギリスの二大政党、保守党と労働党。細かく言うと色々あるのでしょうけども、労働者、低所得者層を支持基盤とする、相対的に左派、と言ってよいでしょうイギリス労働党

 

現在は野党として頑張っているようですが、まあ二大政党制の場合行ったり来たり揺らめいてますんで、反撃の機会をうかがっているのでしょう。

 

選挙の際はやはりTシャツなんぞを作りキャンペーンに乗り出すようで、今回のTシャツも VOTE LABOUR とあるのでそれ用と見られます。

 

f:id:dankeman:20210406061538j:plain

 

FOR THE MANY NOT THE FEW というのはどうやら2015年の選挙時に初めて使われたスローガンのようです。

 

この平易且つストレートなフレーズ。中学2年生程度(非中高一貫校)の英語力でもラピュタの古代語を解読するムスカ大佐のごとく、「読める、読めるぞ!」という雄たけびをあげてしまいそうになります。

 

ここまで書いておいて今更ではありますが、そして販売中である商品に対して野暮なことですが、一体どういったシチュエーションでこのTシャツ、着るのがベストなのでしょう? 

やはり政治色の弱い会合やさらっと普段着でということになりましょうか。あえてデート等に着ていくのもそれはそれでアリですね。まあいちいち突っ込まれないと思いますが。


 

 オンライン古着屋DANKEMANでは皆様からのご要望、ご渇望、ごクレーム、ご罵詈雑言などを募っております。

「このような古着が欲しいから探せ!」 若しくは 「死ね!」 など、なんでもよいのでいただけますと今後の参考そして励みとなります。


BASEやはてなブログのメッセージ、フェイスブックトゥウィッター、インスタグラムといずれかからメッセージをいただけますと幸甚に存じます。

 

それでは、季節の変わり目皆様健康にはくれぐれもご留意を!

 

オンライン古着屋DANKEMAN 伊藤