DANKEMAN主催 旧東ドイツ製 ヴィンテージシャツ permaflott 祭り開催中!
祭り開催のお知らせでございます。
というのも先日、とある古着屋にて旧東ドイツ製のヴィンテージシャツがなぜか大量に見つかりまして、それを一気に出品状態にしたのです。
こちらの古着屋では大抵、パジャマゾーン がございまして、パジャマって理由は考えたこともありませんがチェック柄が多いんですけど、その中にひっそりと紛れ込んでいたのです。どれも柄物なのでパジャマと見紛うことも、なくはないなとは思いますが、パジャマゾーンは古着屋において島流し的なポジション。そんな窓際族扱いを受けていた衣類たちを私が僭越ながら引き抜いたというわけです。
1 青いやつ デッドストック
これは半袖、85年製、出荷時のラベルもついてるんでデッドストックで間違いなかろう、と。
詳細はこちらポチってもらえばいいんですが、当時のタグってのはもうあるだけでかなり興奮してしまいます。ドイツ語なんでほんとに一部しかわかりませんが、紙の質感とか、チェック項目とか、それだけで当時の工場内の様子とかを想像させるには十分で、出来立てほやほや感をそのまま保っていてくれてありがたいですね。
2 オレンジ色っぽいやつ
これはこの中では一番控えめな柄なのかもしれませんが、うまく着れれば抜群に、いえグンバツにかっこよきシャツなのではないでしょうか。サイズもいい感じです。
3 昭和中期の風呂敷の柄みたいなやつ
こいつはなかなかに個性的な柄でして、まあ幾何学模様といってもいいんでしょうか、四角形と三角形で構成されております。非常にユーロシャツ感が良くでてまして、プログレバンドのドラムかベース担当が着そうな雰囲気です。
4 茶色い幾何学模様のやつ デッドストック
トリを務めるのは長袖、茶色が激シブの店頭ラベル付きのやつ。
ドイツ語でワークシャツと表示ありました。
今回の中では唯一、長袖なのでご購入後すぐに戦力としてご利用いただけます。
と、4点だけなのに祭りとか言ってますが、個人でやってますので大量に仕入れができないんで…置き場所もあまりありません、ご容赦ください。
ラベルの件などで友人である東ベルリン出身のドイツ人に色々聞いたのですが、旧東ドイツって70,80年代は安い労働力を提供してくれる地域として非常に重宝されていたようです。何でも彼曰く、ジャイアンまたはブタゴリラことソビエト(とどのつまりジャイアン)が、ガスやら石油やらの支払いをドルで払えと言ってきやがって、外貨を得るためにはものを売るしかない、ということで製造業は作っては輸出、作っては輸出、てな具合だったとのこと。
あの清廉潔白的なブランドイメージからはだいぶかけ離れた事実ですが、まあそんなわたくしもIKEAに洗脳されまくってしまっているのでしょう。ブランドってほんと恐ろしいですね。
ともかく、東ドイツからは相当な量の物品が外貨獲得のため輸出され、国民は品薄状態に喘いでいたと。その時代を生きた人間が言うと全然説得力が違います。で、こういう服はかなり貴重だよ、と。
上の4点は非常に良い状態で、自信をもっておすすめしますがそういう当時の東ドイツの背景ってのも知っとくと、より楽しめるのではないかでしょうか。
まあ、半袖をフワッと着て出かけられるのはあと何か月か先のことでしょうけど…ちょっと時期がずれてしまって申し訳ありません。
そんなかんじで、旧東ドイツ(G D R)シャツ permaflott 4兄弟でした、ダンケシェーン。